フジテレビの「小川宏ショー」でおなじみだった元NHKアナウンサー出身で、フリーアナウンサーの小川宏さんが死去されたニュースが入ってきました。
死因は多臓器不全という事で、11月29日に亡くなられたそうです。
過去にはうつ病を患いましたが、現在はうつ病を克服して講演活動にも力を入れていたそうですが残念ですね。
小川宏さんの経歴とプロフィール
名前 小川宏(おがわ ひろし)
生年月日 1926年4月17日
出身地 東京都墨田区東向島
高校 東京都立第七中学・現在の東京都立隅田川高等学校
大学 早稲田大学専門部工科建築科卒業
職業 元NHKアナウンサー・フリーアナウンサー・司会者
小川宏さんは元NHKのアナウンサーとして当時の人気番組だった「ジェスチャー」の司会を務めて国民的な人気アナウンサーでした。
1965年にNHKを退社すると、フジテレビと専属契約を結び17年間も続いた「小川宏ショー」でも人気者になりました。
そんな人気物の名司会者だった小川宏さんは、この「小川宏ショー」の終了後にうつ病を患う事になります。
うつ病を発病後には小川宏さんの奥さんの協力もあり見事うつ病を克服していますが、一時期は離婚の危機もあったと言われています。
うつ病で嫁と家族が崩壊寸前
小川宏さんは17年間続いた人気番組「小川宏ショー」終了後の1991年に、うつ病になってしまい波乱万丈な人生を送ることになります。
穏やかな印象の小川宏さんですが、うつ病を患っている当時はその言動や行動から、妻に離婚を切り出されるまで追い詰められていたと言います。
しかも看病をしていた妻もうつ病になり、二人の「うつ病の影響」で家族はバラバラで家族崩壊寸前だったそうです。
当時、小川宏さんは自ら命を絶つことまで考えたと言いますから、相当重度なうつ病だったようです。
その重度のうつ病も家族の理解があり、見事にうつ病を回復しています。
うつ病の回復には「周囲が頑張れと言うと逆効果」とよく聞きなすが、小川宏さんの場合も同じで、家族がそっとしておいたのが回復した原因だったと小川宏さんは話しています。
うつ病を克服後に講演活動も
うつ病を回復した小川宏さんは自分の体験をもとに、積極的に「いきいき人生設計」などと題し講演活動をしていました。
その講演ではうつ病になった際の対策として、「無理せず自然体でいることが大切」「自分がなるとは思っていなかった」とうつ病の人にアドバイスをしていたそうです。
また「ストレス社会では誰がなってもおかしくない病気」で、治すためには「休息し、薬を飲んで自覚を持つことが必要」ともはなし、
講演最後にうつ病は「完治する病気です」とうつ病で悩む人を励ましたいたそうです。
現在ではうつ病についての理解が浸透してきていますが、当時は周囲の理解もなくうつ病を克服するのは相当壮絶だったと思います。
そんな中自身の体験を他人に役立てた小川宏さんは、とても素晴らしい方だと尊敬します・・・
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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