1999年に埼玉県本庄市で発覚した、
「本庄保険金連続殺人事件」を覚えていますか?
事件の真相にも注目でしたが主犯の八木茂が、
異例ともいえる有料会見を行ったことでも話題でした。
身の潔白を訴えるためにワイドナショーにも出演。
当時は前年にあの「和歌山毒物カレー」がおきたばかりで、
同じ保険金目当ての事件に世間は注目でした。
発覚の翌年2000年には主犯だった八木茂と愛人の3人。
武まゆみ・アナリエ・サトウ・カワムラ・森田考子。
は逮捕されることとなったのですが、
逮捕後どのような判決を受けているのでしょう。
そこで今回は八木茂と愛人の3人の、
現在はどうしているのかを探っていきます。
本庄保険金事件の概要
まずこの事件のおさらいを簡単にお伝えします。
事件が発覚したのは1999年の7月。
当時38歳の男性が薬物中毒で重体になると、
自分に9億円もの保険金が掛けられているのを知る。
そこで不振に思った男性がマスコミに告発して事件が発覚。
既に2人の男性が保険金を掛けられ不審な死を遂げており、
1人目は3億円・2人目は1億7千万円合計で、
4億7千万円もの保険金を八木茂と愛人の3人は受け取っていた。
事件発覚当初は物的証拠が少なく真相解明に8ヶ月を要したが、
愛人3人の証言がきっかけで逮捕となった。
ちなみに亡くなった2人と告発した男性以外にも、
保険金が掛けられていたとされている。
その人数は8人にも及びその金額は24億円と巨額だった。
八木茂の判決と現在
主犯の八木茂は当時カラオケスナックと居酒屋を経営していた。
事件発覚後には連日押し寄せるマスコミに、
金を払えば答えると異例の有料記者会見が話題となります。
自身が逮捕されるかも知れないという状況の中、
さらに金を要求するあたりの「人間性」にも注目が行きました。
そんな金の亡者だった八木茂の刑の確定には8年を要し、
2008年に出た判決は死刑。
判決後に「愛人たちの証言が警察に誘導された」もので、
冤罪と主張するも東京高裁は再審を認めていない。
現在66歳前後になると思われる八木茂は、
今も東京拘置所に収監されています。
事件当時は結婚して嫁と子供2人がいたが、
嫁は6年ほど前に亡くなり現在子供2人になっている。
武まゆみの判決と現在
八木茂と武まゆみの出会いはまゆみが6歳の頃。
幼いころはまゆみのとって八木茂の存在は、
知り合いの優しいおじさんだったのでしょう。
その後16歳から八木茂の愛人になり、
残忍な事件を起こし32歳の時に逮捕される。
言い渡された判決は愛人の中では一番重い刑「無期懲役」。
事件当時は32歳で現在は50歳前後になるとみられる。
逮捕後の2002年に完全告白本「愛の地獄」を発売。
当時は殺人を犯した被告人の著書という事で話題になりました。
現在は東京拘置所に収監されていると見られます。
アナリエ・サトウ・カワムラと森田考子の現在
アナリエ・サトウ・カワムラには懲役15年の判決が下っています。
彼女は八木茂の経営するスナック「マネキン」のママであり、
1人目の被害者男性・当時(45)と3人目の当時(39)は、
いずれも彼女の旦那である。
1人目の旦那は彼女が「トリカブト入りのアンパン」を食べさせ殺害。
その後保険金3億円が下りている。
一方森田考子に下った判決は懲役12年。
2人目の被害者男性・当時(61)は森田考子の旦那である。
彼女は旦那に大量のアルコールと風邪薬を飲ませ殺害。
保険金1億7千万円を手にした。
二人が現在刑期を終え出所しているかは不明である。
この話題のまとめ
前代未聞の「本庄保険金連続殺人事件」から17年。
事件当時幼いながらに「トリカブト」という植物をこの事件で初めて知った。
八木茂らは長野県の山林からこの植物を手に入れたとされ、
この植物が普通の山林にある事にもショックを受けました。
主犯格の八木茂はとても「カリスマな魅力」ある人物だったようで、
違う形でその能力を生かせばこのような残忍な事件を犯さくとも、
それなりに優雅な暮らしができる金が入っていたと思うのだが・・・
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