沖縄県の安慶田光男(あげだ みつお)前副知事が教員採用試験の際知人3人を口利きで採用させたとする問題。
前教育長の諸見里明(もろみざと あきら)氏が県教育委員会に「口利きはあった」と文書を提出したそうです。
これによって実際に副知事による口利きが明らかになった格好ですが、
この文書には安慶田光男氏から「厳しくどう喝された」とも書かれており教員採用試験以外にも圧力が掛けられていたとみられています。
そこで口利きを否定してきた問題の沖縄県前知事・安慶田光男氏とはどんな経歴の持ち主なのか調べてみることにしました。
安慶田光男(あげだみつお)氏のプロフィール
名前 安慶田光男(あげだ みつお)
生年月日 1948年8月20日
出身 沖縄県・宮古島生まれの石垣島育ち
学歴 八重山農林高等学校・畜産課:琉球大学畜産課
政治歴 1980年那覇市議会議員初当選
安慶田光男氏の経歴
安慶田光男氏は1980年に32歳で那覇市議会議員で初当選。政治家になる前は沖縄県の民間企業で働いていた様です。
初当選からは那覇市議を11年連続務めており政治家一筋。
2014年に現沖縄県知事・翁長 雄志氏が知事選で当選して新県政の発足を機に県議会へ起用されています。
安慶田光男前副知事と言えば基地問題でのニュースで見る堂々とした振る舞いやハッキリとした発言が特徴です。
特に最近のオスプレイ墜落事故でアメリカトップの発言には怒りを前面に押し出したコメントが印象的でした。
そんな方が今回「口利き」をしたことで辞任したわけですが本人は口利きを否定していましたが今回の告発的な文書で口利きの事実が明らかになりました。
さらにはこの文書を提出した前教育長の諸見里明氏が
副知事から3人の受験番号、教科、名前が記入されたメモを渡された」「異動を指示されたが、固辞したところ、厳しくどう喝された」
と安慶田光男前副知事から圧力があった事実を公表しています。
諸見里明氏は今回正直に告白したのには
「私が口を閉じればそれで収束するからとの思いがあったが、副知事の『絶対否定』に、『これでいいのだろうか』
と人として考えさせられてこの判断に至ったと話していますがこの行動は大いに正しい事だと思います。
また沖縄県知事・翁長 雄志氏は諸見里明氏に信頼を置いていただけに今回の件では困惑を隠せないようです。
沖縄の県政と諸見里明氏の動向が気になる所ではあります・・・
追記
26日に安慶田光男前副知事は改めて口利きの疑惑を否定。
前教育長の文書記載や同様の説明は事実ではなく、このようなつくり話で名誉を侵害され、耐え難い苦痛を与えられたことから、前教育長を名誉毀損罪で刑事告発することとし、昨日(25日)、那覇地検に告訴状を提出した」
諸見里前教育長を名誉棄損の容疑で刑事告訴したことを記者会見で明らかにしました。
この措置に諸見里前教育長は「残念でならない」と前面から安慶田光男前副知事と争う意向を示しています。
諸見里前教育長がわざわざ嘘の文書で証言するとは考えにくい事から事実だと思われましたが…
今後の動向に注目です・・・
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