野球ファンならずとも日本全国の人が、高校野球の名門校といえば真っ先に思いつくだろう「PL学園野球部」。
その名門野球部が、今年の夏の大会を最後に休部することが決まりました。
なぜ、甲子園常連校だったPL学園野球部が、休部に追い込まれたのでしょうか。
休部の原因に、PL学園野球部OB「清原和博」の逮捕が関係しているのか?
それと「名門野球部復活」の可能性はあるのかをまとめてみました。
休部の理由
名門野球部が、休部に追い込まれたきっかけとなったのが、記憶に新しい2013年に起きた、部員による下級生への暴力事件だといわれていますね。
この事件で、当時監督だった河野監督が辞任すると、後任の監督にはまったっく野球経験のない学園の正井校長が監督を務めるという、苦肉の策で近畿大会に出場していますが、結果は1回戦で敗退でした。
2014年10月には、PL学園側が新規の野球部部員の募集をしていないことが明らかになり、当時はニュースでも取り上げられていましたね。
2015,16年も新規部員募集をしないことを決めたPL学園ですが、現在在籍している部員は2014年4月に入部した たったの12名 と紅白試合の練習もできない状態にいるそうです。
その後はPL学園の事務職員「川上監督」が就任すると同時に、夏の大会を最後に休部することも決まりました。
今後は、新規部員の募集も未定という事と、適任の監督が探せないとの理由から、名門野球部の休部という残念な結果の理由とされています。
休部と清原和博の関係
名門野球部の休部は、PL学園OB「清原和博」の薬物使用逮捕が、後押しされたともいわれていますね。
直接、清原和博逮捕が原因ではないようですが、PL学園は皆さんご存知のように宗教法人が運営する学園です。
その宗教法人の現教祖が、野球部の存続に後ろ向きだといわれていて、その後ろ向きの原因が、宗教法人の財政難だとされています。
以前、265万人いた信者の数は、現在数万人まで減少したそうで、そのことから、宗教法人の財政難が引き起こったとされているようですね。
宗教法人が財政難に陥ることで、学園の運営まで財政が回らないのが現状なんでしょうか。
しかし、野球部存続を望むPL野球部OB会は、OB300人の署名を集めて学園側に受け渡し、野球部存続のために活動していたそうです。
そこに起きた清原和博逮捕で、その活動も水の泡と消え、逆に学園側の背中を後押しさせる格好になったといわれているようです。
名門野球部復活の可能性
名門野球部の今後が気になるところですが、復活する可能性は有るのでしょうか。
まず、財政難で苦しむ宗教法人は、憶測ですが学園どころではないように思えますので、復活は厳しいのではないでしょうか。
学園の財政も苦しいはずですし、ましてや野球部にまで回す資金もないように思います。
宗教法人の教祖が、野球部存続に否定的な考えであれば尚更ですね。
唯一復活の望みがあるとすれば、宗教法人の資金難が解決した前提としての話ですね。
財政難が解決して、野球部復活を願う「PL学園OBや野球関係者、そして全国の高校野球ファン」の復活へ向けた働きがあれば、復活も不可能な事ではないように思えます・・・。
まとめ
甲子園には、毎年常連校として出場するPL学園を「見なかったことがない」記憶があります。
気が付けば、いつの間にか見なくなってしまいました。
今回の休部の件では、休部ではなく、このまま廃部にまでなる見込みとの意見もあるようで、それが真実ならとても残念でなりませんね。
ぜひ復活して、全国の高校野球ファンを楽しませてもらいたいですね。